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地域に根差し、世界とつながる。山梨から広がるものづくりの未来。
サンスター技研株式会社
山梨工場 工場長 石原 秋彦
山梨県生まれ。
2024年 サンスター技研株式会社 入社。
2026年 サンスター技研株式会社 山梨工場 工場長就任。
※所属や役職、記事内の内容は取材時点のものです。
この記事でわかること
- 国内唯一のケミカル製造拠点を担うサンスター技研・山梨工場
- 電動化や環境対応に応え、次世代のものづくりへ
- 求めるのは「探究心」と自己研鑽を重ねる姿勢
- 「協調・協和の精神」で世界のグループ拠点と連携
- 山梨に根差しながら、世界とつながるものづくり
創業以来の技術を礎に、幅広い製品を手がけるサンスター技研。
サンスターグループは、1932年に自転車部品やパンク修理用ゴムのりの製造・販売を行う会社としてスタートしました。その後、ゴムのりを入れていた金属チューブ容器を活用し、まだ粉状のハミガキが主流だった1946年にチューブ容器入りの練りハミガキ剤を販売したことからオーラルケア事業へ進出します。
「サンスター」と聞くと、ハミガキや洗口液を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はサンスターグループのルーツは自転車用品にあるのです。
会社の成長とともに事業を拡大し、現在では自動車および建築向けの接着剤・シーリング材、モーターサイクル用のディスクブレーキやスプロケットの製造など、生産財事業を担うサンスター技研と、ハミガキやハブラシなどのオーラルケア製品、ヘアケア製品、健康食品など、消費財事業を担うサンスターの両輪でグループが構成されています。
山梨工場は1984年、接着剤・シーリング材などケミカル製品の関東圏への供給拠点として設立されました。現在はサンスターグループにおける国内唯一のケミカル製品製造拠点として、建築・自動車・エレクトロニクスなど幅広い分野に向けた製品を製造し、国内外の市場を支えています。
そこで生み出される製品は「ペンギン」ブランドとして幅広い業界で知られ、それぞれの用途や要求特性に応えながら多様なものづくりを支えています。
また近年では、グローバル本社のあるスイスを中心に、アメリカ・ドイツ・中国・タイ・シンガポール・インドネシアといった世界各地の拠点との連携が以前にも増して活発になりました。グループ共通の品質思想を持ちながら、それぞれのマーケットに適した価値を提供するための体制づくりが進んでいます。
培ってきた経験を力に、フルスイングできる挑戦の場へ。

私は山梨県中央市で生まれ育ち、大学進学のために神奈川県で学生時代を過ごしました。大学では化学を専攻し、そこで得た知識や考え方は、その後のキャリアの土台となっています。卒業後は山梨を生活の拠点とし、複数の会社で一貫してものづくりに携わってきました。2024年3月にサンスター技研へ入社し、品質保証部での勤務を経て、2026年1月から山梨工場の工場長を務めています。
50代という節目を迎え、自分のキャリアを改めて見つめ直す中で、「自分が培ってきた経験や知識を次の世代につなぎながら、自分自身も挑戦者としてフルスイングし続けたい」という気持ちが強くなりました。そんな想いを抱く中で出会ったのが、サンスター技研でした。
入社から2年弱で工場長に就任しました。サンスター技研は社歴や年齢だけで判断せず、社員にチャンスを与える文化があります。中途入社であっても、自らの経験や能力を発揮し、新たな領域に挑戦できる機会が数多く用意されていることは、当社ならではの魅力だと感じています。
工場長として私が最も大切にしているのは、環境の変化を先取りできる工場をつくることです。市場環境やお客さまのニーズ、グローバルで求められる品質水準を的確に捉え、製品や生産設備、社員の働き方などを継続的に進化させていく必要があります。
一方で、山梨工場が40年以上にわたり培ってきた技術と品質は、当社の大切な財産です。守るべきものと変えるべきものをしっかり見極めながら、少しずつ前へ進めていくことが重要だと考えています。
「協調・協和の精神」が各国のグループ拠点をつないでいる。
私がサンスター技研に入社して最も驚いたのは、グループ全体の風通しの良さです。
一般的に、規模の大きい企業ほど部門間の壁が生まれやすいイメージがあります。しかし、サンスターグループはBtoBからBtoCまで幅広い事業を展開し、国内外に多様な事業部門や拠点を持ちながらも、組織や地域の垣根を越えて率直に意見を交わし、互いの知見を生かして連携できる風通しの良さがあります。
社内のグループウェアを通して、国内外のメンバーと日常的にコミュニケーションをとる機会があり、仕事を通じて自然とつながりが生まれています。また、社員向けのポータルサイトでは世界中のニュースや取り組みが共有されており、「世界の仲間と一緒に仕事をしている」という実感を持ちながら働ける環境があります。
こうした文化は偶然生まれたものではありません。「サンスター人の行動規範・8精神」の中にある「協調、協和により総合力を発揮する」という考え方が、国や部門を越えて、グループ全体に根付いているからだと思います。
世界中の拠点とのやりとりが盛んになったことを受けて、最近では会社が提供する学習アプリを使って英語を学ぶ社員も増えてきました。業務で英語を使う部署だけでなく、自己研鑽に励みたい社員がこの学習機会を活用しています。
探究心を持ち、自己研鑽を重ねながら共に進化できる仲間を募集。

私が中途採用で特に注目するのは、「探究心」と「自己研鑽」の姿勢です。例えば、一見同じように見える製品でも、それぞれに開発の理由や目的があります。なぜこの材料や容器が使われているのか、その製品がどのような現場で必要とされているのか。そうした背景にまで興味を持ち理解しようとする人ほど、ものづくりの質も自然と高くなります。
さらに、「昨日より今日、今日より明日」と自分を成長させる自己研鑽の意識も欠かせません。日々の小さな積み重ねが、一人ひとりの可能性を広げ、やがて工場全体の大きな進化につながると考えています。
そうした姿勢は、より良い現場づくりにもつながります。お客さまのニーズに即したものづくりをするうえでは、継続的な改善が欠かせません。私自身、日頃から積極的に現場の声に耳を傾けて、改善のアイデアを拾い上げるよう意識しています。
以前、現場から「この設備を導入すればもっと効率が良くなる」と提案があったときには、提案者が作成した稟議書をもとに経営層に働きかけ、設備投資が実現しました。今ではその設備が現場の生産性向上に大きく貢献しています。
こうした技術や品質を大切にしながらも、過去の方法を踏襲するだけでは、これからのものづくりには対応できません。探究心を持って「本当にこの方法が最適なのか」と問い続け、自己研鑽を重ねながらより良い方法を追求できる方にとって、山梨工場は大きなやりがいを感じながら働ける職場です。
地域のつながりを大切にし、山梨の未来を支える工場でありたい。
山梨県では人口減少が進み、若い世代の県外流出も進行しています。そうした中でサンスターグループが成長を続け、地元で新たな雇用を生み出していくことは、地域への大きな貢献になります。
大学進学で山梨を離れた当時は、都市部との環境の違いを感じることもありました。しかし現在は、山梨にいながら各地のメンバーと日常的に連携でき、仕事をするうえでロケーションによる制約を感じることはほとんどありません。
また、豊かな自然に囲まれて暮らすためにUターン・Iターンを選んだ社員もいます。山梨の自然に囲まれて生活しながら世界とつながる仕事に挑戦できるのは、当社ならではの魅力だと思います。
特に当社と関係の深い建築業界や自動車業界では、施工方法の変化や環境対応などを受け、常に技術革新が求められます。技術革新に携わるお客さまとともに歩み、世界のものづくりや市場の変化を肌で感じられる仕事は、とてもやりがいがあります。
また、私たちは地域とのつながりも非常に大切にしており、富士山クリーンキャンペーンへの協力、官公庁や学校との連携、信玄公祭りへの参加などを通して地域との接点を積極的に持つように努めています。これらの活動は単なる地域貢献ではなく、山梨に根差す企業として地域の皆さんとの信頼関係を築く大切な取り組みだと考えています。
山梨から世界へ、新たな価値を届けるものづくりへの挑戦。

サンスター技研の山梨工場は、自動車・建築・エレクトロニクス分野向けの製品を製造する拠点として、確かな品質を守りながら国内外の市場を支えつつ、最先端のものづくりを追求していくというミッションがあります。
例えば、自動車業界では電動化や車体の軽量化などを背景に、車両構造や使用材料の多様化が進んでいます。こうした技術革新に伴い、接着剤・シーリング材にも、新たな材料や設計への対応に加え、環境負荷の低減など、これまで以上に幅広い価値が求められています。こうした期待に応え、次世代のものづくりに貢献する製品を生み出していくことが私たちの役割だと考えています。
市場環境やお客さまのニーズが変化し、グローバル化もさらに加速する中では、製造現場もそこで働く社員も変わり続けなくてはなりません。当社には、自ら手を挙げて挑戦する人を後押しする文化があります。自ら学び、考え、周囲を巻き込みながら、新しいことに挑みたい方には、多くのチャンスが用意されています。
そして、山梨という地域に根差しながら最先端のものづくりに携われる環境は当社独自の魅力です。日本のみで完結する工場ではなく、世界のサンスターグループの一員としての役割を果たすことが今後ますます重要になっていくでしょう。
そのような環境の中で、変化を前向きに楽しみながら自分自身も成長し続けたいと考える方、山梨に根を張りながら世界とつながる仕事をしたい方と一緒に、未来のものづくりに挑戦できることを楽しみにしています。