地域情報ブログ

その他2026.09.28

【お役立ちコラム】Uターン・Iターン転職経験者が感じる、首都圏と山梨の違い

リージョナルキャリア山梨のコンサルタント、柳川です。

実際にUターン・Iターン転職された方にお話をうかがうと、首都圏との違いにふと驚かれたり、思いがけないところで気づきを得たりと、皆さんそれぞれに感じ方があります。

また、私自身もUターン経験者として、検討中の方から「山梨に戻って何か変わりましたか」と尋ねられることがよくあります。

首都圏から山梨へ移ると、どんな変化があるのか――やはり気になるところですよね。

そこで今回は、これまで支援してきたUターン・Iターン転職者の声と、私自身の経験を重ねながら、特に驚かれやすい違いや気づきをいくつかご紹介します。

通勤にゆとりができる

駅のラッシュ

首都圏の通勤では片道1時間以上の満員電車や、乗り換えも当たり前という方は多いのではないでしょうか。
総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」によると、平日の通勤・通学時間(1日当たり)の平均は東京都・千葉県が1時間35分、神奈川県が1時間40分、埼玉県が1時間34分である一方、山梨県は1時間04分となっています。首都圏と比べて通勤にかかる時間が短い傾向があります。

出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 47都道府県ランキング 『通勤・通学時間が長い!ランキング』」

もちろん勤め先や住まいによって通勤手段の違いはありますが、私の周りでも、片道15分~30分程度という方は少なくありません。

また、交通手段にも違いがあります。首都圏では電車通勤が多いのに対して、山梨では車通勤が主流です。私もかつて毎朝満員電車に乗り、乗り換えをしながら出社する生活を続けていました。

私自身、Uターンして実感したのは、単に通勤時間の短縮という変化よりも、満員電車での通勤によるストレスの減少でした。

車通勤の場合、天候や渋滞の影響を受けることもありますが、それでも首都圏と山梨の通勤を比べて、心身のゆとりができたという声を多く聞きます。

Uターン・Iターン転職を実現された方のなかには、

「思った以上に通勤時間が短くなり、心にゆとりができた」
「朝の疲れが以前よりずっと軽くなった」

というような変化を感じられる方が多くいらっしゃいます。

経営層との距離が近く、期待される役割が広い

打ち合わせ

山梨の地域企業では、社長や役員が同じフロアにいる、毎日顔を合わせるといったケースも珍しくありません。首都圏の大企業出身の転職者からは「社長を数回しか見たことがなかった」という声も多く聞かれ、こうした環境に驚かれることもあります。もちろん、企業規模や事業所の環境によっても状況は異なりますが、このように経営層との距離が近いことも地域企業の魅力です。

また、地域企業では期待される役割が広く、企業によっては「採用もやる、営業もやる、新規事業にも携わる」ということもあります。以前の環境で部門や役割が明確に分かれていた方ですと、最初は戸惑われることもあるかもしれません。しかし同時に、

「会社や事業全体が見えるようになった」
「自分の仕事の影響を実感しやすくなった」

といったポジティブな声もよく耳にします。

Uターン・Iターンを検討される際、こうした地域企業ならではの職場環境を、ご自身の経験や成長と重ねながら考えてみることが選択の助けとなるはずです。

「会社」と「地域」のつながりが強い

富士山

山梨で働き始めると、仕事と地域社会の距離の近さに気づかれるかもしれません。

たとえば、お客様が知り合いだった、同級生が取引先にいた、地域イベントで仕事関係者と会ったということがよくあります。こうした"地元のつながり"の強さは、地域企業ならではのものです。

首都圏での距離感とは少し違い、それを魅力的と感じられる方もいれば、戸惑う方もいます。一概に善し悪しは言えませんが、そのつながりが地域社会の安定を支えているように思います。

年収だけでは測れない満足感がある

Uターン・Iターン転職のご相談で特に多いのが、年収についての不安です。

確かに首都圏と比較すると、地域企業への転職で年収が下がるケースはあります。しかし、実際のUターン・Iターン転職経験者には、年収だけでは測れない満足感を抱いている方も少なくありません。

もちろん、年収は生活を支える大切な要素であり、しっかりと比較・検討する必要があります。一方で、忙しい日々の中で、ご自身の心身のゆとりや家族と過ごす時間を十分に確保できていなかったと感じる方もいるのではないでしょうか。

実際に私自身も、Uターン後は家族と過ごす時間が増えたと実感しています。特に、実家の両親と顔を合わせる機会が増えたことは、大きな変化の一つでした。

年収だけでなく、ご自身にとって本当に大切なものは何かを見つめ直してみることも、後悔のないUターン・Iターンを実現するためのポイントかもしれません。

山梨には首都圏とは違った落ち着いた環境があります。Uターン・Iターンは仕事だけでなく、人生設計を見つめ直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

家族

Uターン・Iターンでどんな暮らしをしたいですか

日頃、Uターン・Iターン転職を支援していて、「どの会社へ転職するか」だけでなく、「どんな暮らしをしたいか」を明確にされている方ほど、転職後の満足度が高い傾向にあると感じています。

Uターン・Iターン転職は仕事選びだけではなく、人生設計を見直す良い機会です。もし、山梨で転職をお考えであれば、その地域での暮らしも含めて想像されるとより良い選択につながると思います。

かつて、私自身も大学進学を機に山梨を離れ、首都圏で約8年働いた後にUターン転職を経験しました。現在は国家資格キャリアコンサルタントとして、地域に根ざしながら多くの方のキャリア支援に携わっています。

「いつかは地元に戻りたいが、どのような選択肢があるのかイメージできない」
「年収やキャリアと暮らしのバランスをどう考えればいいのだろうか」
「Uターン・Iターン転職の進め方が分からない」

そういったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。求人情報だけでは見えない地域企業の魅力はもちろん、実際に山梨で暮らすイメージも含めて、一緒に考えながら精一杯サポートいたします。

この記事を書いた人

コンサルタント 
柳川 正太

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