2025.07.30
【山梨県】DXで進化するスマートなモノづくり「矢崎ネットワークシステムズ株式会社」
リージョナルキャリア山梨のコンサルタント、風間です。
日本百名山に選ばれている北岳や仙丈ヶ岳をはじめ、雄大な山脈が連なる南アルプス。山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する南アルプス市では、標高3,000メートル級の山々に囲まれた高地地形を活かし、農業や観光業、そして様々な製造業が発展を遂げてきました。
今回ご紹介するのは、この自然豊かな南アルプス市で最先端のDX技術を駆使し、スマートなモノづくりを推進する、「矢崎ネットワークシステムズ株式会社」です。
矢崎ネットワークシステムズとは?
【社名】
矢崎ネットワークシステムズ株式会社(旧社名:富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社)
【所在地】
〒400-0226 山梨県南アルプス市有野3346
【設立年】
1943年(設立時社名「株式会社長谷川電機製作所」)
【資本金】
1億円
【売上高】
236億円(2023年度実績)
【社員数】
305名(2025年4月1日現在)
【事業内容】
■ネットワーク関連製品の製造
PBX、IP-PBX、ルーター、スイッチ、およびスマートメーター用通信ユニットの製造・販売
■ネットワークインテグレーションサービス
指定OSのインストールや機器情報提供をはじめ、各種キッティングサービスの提供
コンフィグエラー解析やシステムテストなどのリモート検証サービスの提供
■開発支援
クライアントの開発計画に基づき、回路設計から基盤設計、シミュレーション、試作品製造までを一貫してサポート
1943年創業の矢崎ネットワークシステムズは、ネットワーク機器メーカーです。旧・長谷川電機製作所時代の1950年より、警察予備隊(現・防衛省)の指定生産業者として野外用交換機(通信機)の製造を担い、1955年には電電公社(現・NTT)向けの交換機の製造を富士通より引き継ぎました。
こうして着実に信頼と実績を積み重ねた同社は、1960年に南アルプス市工場を開設。それ以降も、電話機端末や富士通ネットワーク機器を中心に多様なモノづくりとサービスを提供し続けています。
人に優しく、環境に優しいスマートなモノづくり
同社は、事業を通じた地域社会への貢献を目指し、20年以上にわたり「カイゼン活動」に取り組んでいます。このカイゼン活動とは、「加工」「在庫」「作りすぎ」「手持ち」「動作」「運搬」「不良手直し」における7つの無駄を失くすことです。こうした日々の改善の積み重ねこそ、会社や地域社会の発展を支え、自らの成長を確かなものへ導くのだと思います。
DX化で働きやすさを追及
同社は、カイゼン活動の一環として、IoT技術とカメラ、タブレットなどのツールを組み合わせ、自動化・省力化を進める「DXスマートファクトリー」を推進しています。
例えば、部品受入検査ラインでは、当日納品分の進捗状況をモニターで確認するシステムを構築。検査・入庫作業の工数を平均化し、作業者を3名から2名に削減しました。遅れが生じた工程を判別しやすくなり、迅速なフォローが可能になったことで、生産効率も大幅に向上しています。
さらに、作業者の動作分析を通じて、誰もが一定の効率で作業できるよう標準化を実現したほか 、自動ラインの異常をモニターでマッピングし、速やかに対応できる仕組みも導入しています。
これらの取り組みには、働きやすさを追求する同社の姿勢が表れています。カイゼン活動を意識しながら業務に取り組むことで、より大きなやりがいを感じられるでしょう。
求人情報
同社は、年間休日126日、完全週休2日制(土日祝休み)のため、仕事とプライベートのバランスが取りやすい職場環境です。2024年度の実績では、全社平均残業時間は月4.1時間、有給取得日数は平均17.5日。こうしたデータからも、働きやすい環境づくりに力を入れていることがうかがえます。
同社では以下の求人を募集しております。
※「2025年7月30日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
当社「リージョナルキャリア山梨」は、矢崎ネットワークシステムズと連携し、最新の採用情報をご案内いたします。同社に興味をお持ちの方、山梨県で工場のDX化に携わりたい方は、ぜひリージョナルキャリア山梨にご相談ください。