2025.01.14
南アルプスでフルーツ加工を行うソフトクリームメーカーのパイオニア「日世株式会社」

画像引用:日世株式会社公式HP
リージョナルキャリア山梨のコンサルタント、柳川です。
山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する南アルプス市は、美しい自然に囲まれた地域です。その魅力は、市名の由来にもなった南アルプスの壮大な山脈。標高3,000メートルを超える山々が連なり、標高日本第二位の北岳と第三位の間ノ岳、さらに農鳥岳を加えたこれらの3つの山は「白峰三山」の総称で親しまれています。
今回は、この南アルプス市で厳選されたフルーツの加工などを行う、総合ソフトクリームメーカーのパイオニア日世株式会社(以下「日世」)をご紹介します。
■企業概要
【所在地】
本社:大阪府茨木市宇野辺1-1-47
南アルプス工場:山梨県南アルプス市大師811-1
※その他1支店(東京)、8営業所(札幌・仙台・前橋・名古屋・金沢・広島・高松・福岡)、3工場(東松山、びわ湖、高槻)
【設立】1947年5月20日
【資本金】4億8,192万円
【従業員数】 769名(2023年12月末現在)
業界トップクラスのシェアを誇るNISSEIとは?
日世は、1951年に日本で初めてソフトクリームを発売した会社です。長年にわたり、美味しいソフトクリームの製造・販売に努め、その普及と共に発展してきました。現在では、ソフトクリームミックス(※1)をはじめ、コーン、フリーザー(※2)、各種フルーツプレパレーション(※3)など、業界トップクラスの多彩な商品構成で圧倒的なシェアを獲得しています。
コンビニエンスストアやファーストフード店、観光地などで提供されているソフトクリーム用のフリーザーは、過半数が同社の製品です。また、「NISSEI」というブランド名を聞いたことがなくても、同社のイメージキャラクターである「ニックン」と「セイチャン」は、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。日世は、商品やサービスの提供を通じて「笑顔あふれる幸せづくり」を目指す、そんな魅力とやりがいを併せ持った会社なのです。
(※1)「ソフトクリームミックス」:ソフトクリームを作るための液状のベース材料のことです。フリーザーに入れて冷却しながら撹拌すると、柔らかく滑らかなソフトクリームができます。
(※2)「フリーザー」:ソフトクリームミックスを適切な温度で冷やし、ソフトクリームに成形する装置のことです。主に店頭に置かれ、均一な形状と質感のソフトクリームが効率的に生産できます。
(※3)フルーツプレパレーション:厳選された果肉・果汁を指定のサイズに処理し、糖類・酸・フレーバー安定剤などを加えて加工したフルーツ調整品のことです。食材としてデザートなどに使えるようにする準備プロセスを含みます。
NISSEIのヒット商品「CREMIA(クレミア)」の魅力

※画像引用:日世株式会社公式HP
日世を代表するソフトクリームといえば、街中や観光地で販売されているラングドシャタイプのコーンを使用した『CREMIA(クレミア)』です。コクのあるソフトクリームの滑らかな舌触りとサクサク感がたまらないラングドシャの絶妙な組み合わせ。高級感があり、上品でプレミアムなソフトクリームというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
『CREMIA』は、"これまでにない最高級のソフトクリームを世に送り出したい"という熱い想いからスタートし、実に400回以上もの試作を重ねて誕生した同社の自信作です。2013年7月にデビューして以来、ファンを増やし続けているのも納得の美味しさ。実は私もこの商品が大好きで、食べると幸せな気分になるので見かけるとついついお財布の紐がゆるんでしまいます。
同社のHPには開発エピソードが掲載されています。その過程は決して順風満帆ではなく、いくつもの困難を乗り越えて完成したこだわりの商品なのです。開発に携わった方々の情熱を感じることで、味わいがより一層深まることでしょう。
南アルプス工場の活動

※画像引用:日世株式会社公式HP
日世の南アルプス工場では、主に各種フルーツプレパレーションを生産しています。同社は1982年に、ドイツにあるヨーロッパ最大のフルーツプレパレーションメーカー「RUDOLF WILD社」と技術援助契約を締結し、その翌年から南アルプス市を拠点にフルーツプレパレーションの製造を開始しました。フルーツプレパレーションは、ヨーグルト、アイスクリーム、デザート類、菓子、飲料など、あらゆる食品に利用できるため、その用途は食品業界全体に広がっています。
当社「リージョナルキャリア山梨」は、日世株式会社と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。同社に興味をお持ちの方や山梨でのU・Iターンを検討されている方は、お気軽にリージョナルキャリア山梨までご相談ください。