2025.01.14
【企業紹介】山梨県で自動車部品の切削加工に特化したメーカー「株式会社富士製作所」
リージョナルキャリア山梨のコンサルタント、渡邉です。
山梨県には半導体や電子部品の製造をはじめ、さまざまな工業系メーカーがあります。今回は、その中でも自動車部品の切削加工に特化したメーカー 株式会社富士製作所(以下「富士製作所」)をご紹介します。

※画像引用:株式会社富士製作所公式HP
富士製作所とは?
山梨県金属工業団地内に本社工場を構える富士製作所は、もともと日立Astemo株式会社の協力工場として、1975年にスタートした部品メーカーです。
「顧客に信頼される企業」を目指して1977年に法人化して以来、四輪・二輪自動車向けのブレーキ部品やサスペンション部品の製造分野で長年にわたり実績を重ねてきました。
同社が行うのは、主に油圧・電気制御部品の切削加工。材料・熱処理・表面処理の専門メーカーと連携することで、顧客ニーズに対応できる一貫生産を実現しています。
2023年、同社は本社敷地内に従来の建屋の約6割を占める新工場を増設しました。ここでは、需要が増加しているサスペンション部品の製造を行っています。近年、自動車業界の変化は激しいですが、顧客ニーズとその先を見据えた柔軟な適応力こそが富士製作所の強みと言えるでしょう。
■株式会社冨士製作所の会社概要
【所在地】山梨県甲府市落合町817 (山梨県機械金属工業団地内)
【資本金】2,000万円
【設立】1977(昭和52)年
【従業員数】85名
人の命を守るモノづくり
富士製作所でいただいた名刺には、「重要保安部品の切削」と大きく明記されています。重要保安部品とは、自動車をはじめ、あらゆる交通機関の安全性を確保するために必要な部品のことです。
つまり、それが壊れると、走る、止まるといった基本動作に支障をきたしてしまうほど重要な役割を担っています。「重要保安部品」と明記された名刺には、安全性に重点を置く同社の確固たる姿勢が表れていました。
車両の安全性を確保するブレーキは、人命を守るために不可欠な主要部品です。同社では、ブレーキ部品を寸分の狂いもなく規格通りに仕上げる技術を磨き上げてきました。また、サスペンションも、車の乗り心地や安全性を左右する重要部品です。その重要性は国が特別な安全管理基準を設けているほどです。
同社に訪問した際、これら重要保安部品の製造について、「まさに人の命を預かっているものだ」と語る三枝社長の責任感に満ちた表情がとても印象的でした。
働く環境と求める人材について
富士製作所では、新工場の通路を広く取り、バリアフリー化を進めています。また、管理系のスタッフが働く事務所を広くするなど、伸び伸びと働きやすい環境が魅力です。
また、仕事面では管理を電子化するシステムを導入したほか、従来のやり方に加えて新しいことにも積極的に取り組んでいます。そのため、将来を見据えてしっかりとスキルを身につけたい方にもおすすめの会社です。
「もうこれからは年齢をこだわる時代ではない。大事なことはその人がどういう人か、ということです。」と三枝社長は強調しています。若くても能力や意欲があればチャンスがあり、定年が近い方でも技術力や経験を活かして挑戦できるのです。ここ富士製作所には、まさに多様性の時代にふさわしい新しい職場のカタチがあります。
自動車は私たちの生活に欠かせないものであり、その部品には確かな品質が求められます。
同社は、ブレーキやサスペンションの製造を通じて、安全性を確保し、人命を預かる誇りと責任を持っています。この姿勢が会社を成長させる原動力であり、社員一人ひとりのやりがいと言えるでしょう。
そんな富士製作所のモノづくりに興味がある方、山梨県でUIターン転職を考えている方は、リージョナルキャリア山梨までお気軽にお問い合わせください。
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